sakuragigundan777’s diary

日々低迷するパチンコ業界に少しでも活気を!

消費税10%になったらパチンコ店はどうなる?その③

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2019年10月から予定されている消費税増税!現在8%の消費税が10%になったときにパチンコ店はどうなるのか?前回に引き続き検証してみたいと思います。

前回記事はこちら
 
 

 

 

機械割を変更

こちらは、換金率(分岐割数)の変更は行いません。あくまでも機械割だけの変更による増税分確保になります。簡単に言うと調整をきつくしたり、設定配分を下げて利益を増加させることにより増税分の支出を確保するといったものです。

消費税の増税率は8%→10%で2%の増税となりますので、利益も2%増加させなければなりません。ですがこれは、ホールがどういった営業をおこなっているかによって変わってきますので一概にどれぐらい出なくなりますというのは難しいです。
なので、自分なりに考えた見解にはなりますが検証して行きたいと思います。

パチンコの場合
現在、パチンコは新基準の設定付パチンコなど【P〇〇〇】と旧基準の【CR〇〇〇】が混在している状況にあります。消費税が増税になる2019年10月時点でどれぐらいの割合で設定付が設置されているかは明言出来ませんが、検定機・認定機の設置期間がまだ残っている状態を踏まえると、それほど多くの台数が設置されているとは考えづらいと言えます。

ちなみに2018年12月現在、全国に設置されているパチンコ遊技機の総台数は約250万台です。
上記が現在まで販売されている新規準の設定付パチンコで全機種の設置台数計は全国で3~5万台ほどといったところです。つまり全国のパチンコ総設置台数250万台に対して設定付パチンコはおよそ5万台ほどの設置なので導入率は約2%となります。

2019年10月まででどこまで台数が伸びていくかは定かではありませんが、おそらく全体の設置台数の10%~20%程度になるのではないかと予想しています。

設定付パチンコであれば、設定配分を下げる事により利益増加が見込めますが、大半のパチンコ台は非設定付なので、利益調整を行う場合は当然、釘調整がメインとなるでしょう。

パチンコ台の釘調整個所は大きく分けて以下の4つに分けられます。

 

・スタート
ヘソ・ヨセ・棚・ジャンプ・ワープなど
・ベース
他入賞口周辺・下棚など
・確変ベース
スルーチャッカー・電チュー周辺・他入賞周辺など
・T1Y
アタッカー周辺など
 
ホールや機種によって調整個所は違いますが、一番可能性のあるスタートの調整で考えて見たいと思います。


現在、全国で一番設置台数が多いパチンコ台は三洋物産の【CRスーパー海物語IN沖縄4MTC】です。約118,000台ほどの設置があります。
この沖海4MTCをダイコク電機のSISシミュレーションを元に計算した結果がこちらになります。

スタート 千円スタート 出率 売上 粗利 利益率
5.00 17.6回 95.5 52,457円 12,035円 22.9%
5.10 18.1回 96.8 51,267円 10,068円 19.6%
5.20 18.5回 98.1 50,111円 8,123円 16.2%
5.30 19.0回 99.4 48,988円 6,200円 12.7%
5.40 19.5回 100.6 47,897円 4,298円 9.0%
5.50 19.9回 101.9 46,836円 2,416円 5.2%
5.60 20.4回 103.2 45,715円 408円 0.9%
5.70 21.0回 104.5 44,570円 -1,671円 -3.7%
5.80 21.6回 105.9 44,570円 -3,728円 -8.6%
5.90 22.1回 107.2 43,457円 -5,762円 -13.6%
6.00 22.7回 108.6 41,322円 -7,775円 -18.8%
※4円パチンコで28玉交換(100円25玉貸し28玉交換・営業割数11.2割)で営業し、アウト40,000玉で計算したシミュレーションになります。
 
現在、どれぐらいの利益率で営業しているかにもよりますが、利益率を2%上げるには、大よそ1,000円あたり0.5回ほどスタートを下げる必要がありそうです。
 
 
スロットの場合

こちらは設定がついておりますので、純粋に設定配分を下げる事によって利益確保が可能となります。ですが、ホールによって設定の使い方や機種によって設定別機械割が違いますので、ほぼ全てのホールに設置されている【ニューアイムジャグラー系】で検証してみます。

ニューアイムジャグラーのスペックは以下の通りです。

設定 BB確率 RB確率 合成確率 出玉率
1 1/287.4 1/455.1 1/176.2 95.9
2 1/282.5 1/442.8 1/172.5 96.7
3 1/282.5 1/348.6 1/156.0 98.7
4 1/273.1 1/321.3 1/147.6 100.8
5 1/273.1 1/268.6 1/135.4 102.8
6 1/268.6 1/268.6 1/134.3 105.2
 
出玉率から考えると、そもそもベタピン(オール設定1)で営業しているホール以外は、平均設定が1段階下がる事となりそうです。


結果

増税後は
パチンコ(沖海4MTC)の千円スタートが0.5回まわらなくなる。

スロット(ニューアイムジャグラー)の平均設定は1段階下がる。
となりますが、これはあくまでも換金率の変更をおこなわず、一部の機種を対象とした簡単な検証にすぎません。実際はここまで下がらない可能性もありますし、もっと下がる可能性もあるでしょう。
ですが、どちらにしろお客様の負担が増えるのは変わりません。

経費を削減

次はこちらの検証を行ってみます。パチンコ店での経費削減は大きいところで以下のような方法があります。


機械費の削減
まずは、機械費の削減ですが、これは新台入替時に導入する遊技台の台数や単価を下げるといったものです。ではいったいどれぐらいの削減になるのかですが、これもホールによって機械の購入予算が違いますので一概には言えません。
ですが、以前書いた増税額をもとに大よその台数が計算することが出来ます。

前記事で書いた以下の通りです。
利益1,500万円の小規模店なら120万円から150万円で30万円の増税
利益3,000万円の中規模店なら240万円から300万円で60万円の増税
利益6,000万円の大規模店なら480万円から600万円で120万円の増税

現在の新台価格は約45万円ほどなので、新台を購入する場合は
30万円増税の小規模店なら月間0.67台の削減
60万円増税の中規模店なら月間1.33台の削減
120円増税の大規模店なら月間2.67台の削減

となります。

中古台の場合は価格がピンキリなのですが約20万円として、計算します。
30万円増税の小規模店なら月間1.5台の削減
60万円増税の中規模店なら月間3台の削減
120円増税の大規模店なら月間6台の削減

となります。

もちろんこれだけではなく、ホールによっては導入台数を減らしたくないので、新台の購入台数を減らして中古台の購入台数を増やすということもあるでしょう。
しかし、この遊技台の購入予算は、法人・ホールによって大きな差があります。月間1,000万円以上の予算を使っているホールもあれば、導入台が系列店からの移動台や倉庫在庫の再設置だけで、費用が書類代のみの数万円というホールもあります。

宣伝・広告費の削減
これは、大きいものでTVCM・ラジオCM・折り込みチラシ・ライター実践取材などがあります、小さいものでは店舗の販促物の制作費用なども含まれます。
現在は、広告規制が厳しいため以前より費用はかかっていないものの、それでも月に数百万単位で予算を組んでいるホールも多くあります。
地域にもよりますが、費用対効果が低い販促は見直す可能性は大いにあると思います。

人件費の削減
ここまで来ると、かなりキツイ状況だと思います。個人的には1番削ってはいけない経費だと考えております。現場(ホール)においては必要以上の人件費削減がサービスの低下につながります。もちろん無駄にスタッフが多すぎる場合は別ですが、私の経験上スタッフがまとまって退社した場合、稼働も比例して低下する傾向があります。どうしても人件費削減を望むのであれば、給料が高い使えない幹部をリストラして下さい。
※すみません、個人的な意見になってしまいました...

廃業

私はこれも他人事では無いと考えております。いくら出玉率を下げたり、経費を削減してもパチンコ店というのは毎月多額の支払いがあります。


建物や土地代

借地やテナントで営業をしている場合、当然家賃の支払いをしなければいけません。自社で店舗を建てた場合でもローンが残っている可能性もあります。


光熱費
一番電気代がかかるのは空調で光熱費全体の半分ぐらいはこれにあたります。
遊技台の電気代は1台あたり1日35円ほどです。設置台数が500台の中型店であれば月に50万円以上で、これがパチンコ台を稼働させるだけでかかる電気代です。
その他、照明や設備などの電気代も加えると数百万以上の支払いになります。

パチンコ店は、その他にも法人税や設備費・雑費など色々な支払いが営業しているだけでかかって来ます。
ただでさえ減少傾向にあるパチンコ業界では、ギリギリで営業しているホールは増税後に赤字に転じる可能性もあり結果、廃業を選ぶことも十分に考えられます。

まとめ

消費税増税!現在8%の消費税が10%になったときにパチンコ店はどうなるのか?の検証結果になります。

 

現状より2%利益を上げる必要があるので、その対策としてホールはどうするのか?


1 換金率を下げる
50枚貸し・54枚交換だったホールが50枚貸し・56枚交換になる。

47枚貸し・50枚交換だったホールが46枚貸し・50枚交換になる。
 
2 増税額をホールが負担
客数・稼働が上がらない限り、ほぼ無いと思います。
換金率などを変えずに営業しても、その分回収されるでしょう。
 
3 機械割を変更
パチンコ(沖海4MTC)の千円スタートが0.5回まわらなくなる。
スロット(ニューアイムジャグラー)の平均設定は1段階下がる。
 
4 経費を削減
新台の導入台数が減る。
宣伝広告が少なくなる。
使えない上司をリストラして欲しい。
 
5 廃業
現状ギリギリのホールは、あぼーん。。。

 

以上、三部作にわたって書いてきた、消費税増税になったらパチンコ店はどうなるか?ですが以上の結論となりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。

 

ますます、先行きが不安なパチンコ業界ですが少しでも良い方に向かって欲しいと思っております。

消費税10%になったらパチンコ店はどうなる?その②

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前回の引き続き、2019年10月から予定されている消費税増税!

現在8%の消費税が10%になったときにパチンコ店はどうなるのか?検証してみたいと思います。

 

ホールの対策は?

利益額にもよりますが、増税になった場合にパチンコ店に負担がかかるのは間違いありません。
この負担をどうやって軽減していくかによってで、お客様にあたえる影響も変わって行きます。

では、実際に店舗はどのような対策をするのかを検証して行きましょう。

 

営業割数の変更

これは簡単に言うと換金率・交換率を変更するということです。

その方法としては

・景品の交換玉数を変更する方法
・貸し玉料金を変更する方法

に分けられます。俗にいう【内税】【外税】です。

原則、パチンコ店の景品交換は一物一価となっております。

今回は完全な一物一価とで計算を行う為に、最高単価である20円スロットを基準として考えて見ます。


【内税】税込み価格
貸し玉料金はそのままで景品の交換玉数を変更する方法です。

貸し料金1枚20円の場合

現状(8%)貸し料金18.52円+税1.48円=20.00円(1枚)
計算式(20÷1.08=18.518518)
変更(10%)貸し玉料金18.18円+税1.82円=20.00円(1枚)
計算式(20÷1.10=18.181818)

となります。

「貸し料金に消費税分は含まれていますよ」って事です。
つまり貸しメダルで、お客様が支払う金額は変わりません。

ですが、景品の交換数が変わります。

貸し料金500円÷20円=25枚(500円分の貸し枚数)で貸しメダルを行っているホールで
小景品500円相当を交換する場合

現状(8%)だと25枚×税率1.08=27枚
計算式(25×1.08=27)
変更(10%)だと25枚×税率1.10=27.5枚
計算式(25×1.10=27.5)

となりますが、10%の場合交換数が27.5枚で割り切れません。

なので、繰り上げるか?切り捨てるか?しないといけません。
27.5枚を切り捨てると、27枚となり現状8%と一緒になってしまうので
繰り上げた、28枚となります。

結果、増税後に小景品500円相当を交換する為に必要なメダルは
現状の27枚から増税後の28枚となり1枚分多くなります。

分かりやすく1,000円で計算すると

50枚貸し・54枚交換だったホールが
50枚貸し・56枚交換になります。


営業割数の分岐は10.8割から11.2割となります。
計算式(54÷50×10=10.8)(56÷50×10=11.2)




次に外税方式の検証になります。
【外税】
貸し出し玉・メダル数を減らして、景品の交換玉数はそのままにする方法です。

現在、パチンコ店の貸し玉料金は

【パチンコ1玉4円に消費税を足した価格】
【スロット1枚20円に消費税を足した価格】


が貸し出しできるMAXの価格となっています。

20円スロットを基準にMAXの貸し出し価格を計算すると

現状(8%)貸し料金20.0円+税1.6円=21.6円(1枚)
計算式(20×1.08=21.6)
変更(10%)貸し料金20.00円+税2.0円=22.0円(1枚)
計算式(20×1.10=22.0)

となります。

1,000円分での貸し玉を行った場合

現状(8%)貸し料金1,000円÷21.6円=46.296枚
変更(10%)貸し料金1,000円÷22.0円=45.4545枚


となり、またもや枚数が割り切れないので繰り上げか切り捨てをしますが

切り捨てした場合

現状(8%)1,000円46枚貸しで1枚あたり21.739円
変更(10%)1,000円45枚貸しで1枚あたり22.222円


となってしまい、MAXの貸し出し料金を上回ってしまいます。

なので、この場合は繰り上げで計算しないといけません。

繰り上げした場合

現状(8%)1,000円47枚貸しで1枚あたり21.2766円
変更(10%)1,000円46枚貸しで1枚あたり21.7391円


となります。

景品の交換玉数はそのままなので、分かりやすく1,000円で計算すると

47枚貸し・50枚交換だったホールが
46枚貸し・50枚交換になります。


営業割数の分岐は10.64割から10.87割となります。
計算式(50÷47×10=10.64)(50÷46×10=10.87)


結果、【外税】にせよ【内税】にせよお客様の負担は増えてしまします。

ですが、注意して頂きたい!
この計算はあくまでも消費税分だけの換金差を設けた場合の検証であって
そもそも現時点で、それ以上の換金差で営業しているホールもたくさんあります。

そういったホールは増税後さらに換金率を変更して可能性があるという事です。

 

増税額をホールが負担

これは地域差もあり現状でもやっているホールとやっていないホールに分かれます。
簡単に言うと税率8%なのにも関わらず営業割数の分岐を10.8割以下にして営業しているホールです。

よくあるのが、20円スロット1,000円計算で
47枚貸し・49枚交換(10.425割営業)
といった感じで、税額分を利益から負担しています。

近隣店より換金率を高くして集客を増やすのが目的だと考えられます。
しかし、これがまかり通るということは増税後も営業割数の分岐を11.0割以下で営業するホールが出てくるということになります。

消費税5%だった頃は、ほとんどのホールが消費税分を全て負担し完全等価で営業していたのでその名残といったところでしょう。
行政からのメスが入らないことを望みます...

ですが注意して頂きたいのは、
この負担している消費税は調整や設定配分で補われているという事です。

薄利多売で営業しているという場合もありますが、まぁ普通に考えればそれなりの調整・設定になってしまうのが現実です。
結果、この場合もお客様の負担が増えることになると思います。


ますます低迷していくパチンコ業界ですが、働いている私たちからすれば少しでも元気にしたい。と言う気持ちでブログを書いております。

次回は消費税10%になったらパチンコ店はどうなる?その③ として続きを書いていこうと思いますので、興味があるかたは是非、読んで頂ければと思います。

 

 

消費税10%になったらパチンコ店はどうなる?その①

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今回は、2019年10月から予定されている消費税増税!現在8%の消費税が10%になったときにパチンコ店はどうなるのか?を検証してみたいと思います。

※私は税理士などではありません、いちパチンコ店の店長です。多少の間違いはお許し下さい。

また、パチンコ店の納税は消費税だけではなく法人税や所得税などがあり全てを考えると、
話がややこしくなってしまいますので今回は純粋に売上と利益をもとに考えた場合の話になります。

 

仕入税額控除

そもそもパチンコ店の消費税額はどうやって計算するのか?ですが仕入税額控除という方法で計算します。

簡単に言うと、売上にかかる消費税【仮受消費税】から仕入等にかかった消費税【仮払消費税】を引いた金額になります。

 

売上にかかる消費税
【仮受消費税】とはホールでお客様がパチンコ・スロットを遊技する為に使ったお金にかかる消費税です。
現在(8%消費税)4円パチンコの場合は、1玉あたり貸し玉料金3.7037...円+税0.2962...円=4円となっています。
これは貸し玉料金に含まれているので、一次的に事業者が負担して申告を行い納税します。後から払う税金です。

仕入にかかる消費税
【仮払消費税】とは特殊景品などの景品仕入れのために支払った代金にかかった消費税です。
これも現在は8%なので100万円の仕入れだと8万円の消費税を支払っています。すでに支払った税金です。
※現在はコンプライアンス的な事情で特殊景品とは言いません。

この売上にかかる消費税から、景品購入などですでに支払っている消費税を引いた金額が、パチンコ店の納税額になります。


では、実際に増税になったらパチンコ店はどれぐらいの増税額になるのか?いくら増えるのか?
ですが、その店の規模や営業形態によって違ってくるので一言でいくら増えるとは言えませんが...
仮に分かりやすい金額『月間売上1億円で利益率15%の営業』で計算して行きたいと思います。
※実際にはこの倍以上の売上がある店が多いです。

仮受消費税

月間売上が100,000,000円(1億円)だった場合の納税額
消費税8% 8,000,000円(800万円)
消費税10% 10,000,000円(1,000万円)
差額 2,000,000円(200万円)

これがパチンコ店の増税される仮受消費税になります。

 

利益率と還元率

利益率が15%と言うことは、還元率は85%となります。
売上が1億円で利益率15%・還元率85%の営業した場合
利益額 15,000,000円(1,500万円)
還元額 85,000,000円(8,500万円)

単純計算、1億円の売上で8,500万円還元して1,500万円儲けているのです。
入ってくる金額も大きですが、出ていく金額も大きいんですよ...

※実際にはこの倍以上の売上がある店が多いです。
 
 

仮払消費税

景品の仕入れで発生する消費税で、大半を占めているのが特殊景品の仕入れです。
※現在はコンプライアンス的な事情で特殊景品とは言いません。

ここで重要になってくるのが還元額です。お客様に還元した玉・メダルはほぼ景品として交換されます。
その景品を仕入れるために支払う消費税が仮払消費税になります。

では還元額が8,500万円だった場合の仮払消費税は
消費税8% 6,800,000円(680万円)
消費税10% 8,500,000円(850万円)
差額 1,700,000円(170万円)

となります、これもパチンコ店の負担が増える仮払消費税です。

 

実際の増税額

これでパチンコ店の、売上にかかる消費税【仮受消費税】と仕入でかかった消費税【仮払消費税】が分りましたね。
では仕入税額控除にて実際の増税額を比較してみましょう。

消費税8%(売上1億円・還元率15%の営業)
仮受消費税  8,000,000円(800万円)
仮払消費税  6,800,000円(680万円)
実際の納税額 1,200,000円(120万円)


消費税10%(売上1億円・還元率15%の営業)
仮受消費税  10,000,000円(1,000万円)
仮払消費税  8,500,000円(850万円)
実際の納税額 1,500,000円(150万円)


納税額の差は300,000円(30万円)となります。
ここまでの金額の規模が大きいので30万円が可愛く見えますね。

利益額との関係

これまで長々と計算をしてきましたが、実は単純な話、売上がいくらであっても、仕入れがいくらであっても、納税額は利益額で決まるのです。

ちなみに上記で計算した納税額は
利益額 15,000,000円(1,500万円)に対して
消費税8% 1,200,000円(120万円)
消費税10% 1,500,000円(150万円)


ですが、これを『売上2億円・還元率7.5%の営業』で計算してみましょう。
(消費税8%)
仮受消費税 16,000,000円(1,600万円)
利益額 15,000,000円(1,500万円)
還元額(仕入額)185,000,000円(1億8,500万円)
仮払消費税 14,800,000円(1,480万円)
仮受消費税(1,600万円)-仮払消費税(1,480万円)=納税額(120万円)


(消費税10%)
仮受消費税 20,000,000円(2,000万円)
利益額 15,000,000円(1,500万円)
還元額(仕入額)185,000,000円(1億8,500万円)
仮払消費税 18,500,000円(1,850万円)
仮受消費税(2,000万円)-仮払消費税(1,850万円)=納税額(150万円)


利益額に対しての納税額が一緒になるのがわかりますね。
売上に対して利益がどれぐらいあるのかで、仕入額が決まってくるので
【利益額×消費税率】で納税額が分ります。

結果

つまり、消費税が8%から10%になった場合ですが
利益1,500万円の小規模店なら120万円から150万円で30万円の増税
利益3,000万円の中規模店なら240万円から300万円で60万円の増税
利益6,000万円の大規模店なら480万円から600万円で120万円の増税

となります。これが月々の消費税ですから年間通すと莫大な金額になります。


ますますパチンコ業界厳しくなりますね...
ホールも勝ち組店舗と負け組店舗がハッキリ分かれる事になりそうです。
次回は、消費税10%になったらパチンコ店はどうなる?その②でこの消費税増税で、ホールが今後行うであろう対策を検証して行きたいと思います。

興味があるかたは是非、読んで頂ければと思います。



スーパー店長の「パチンコ店のホールに必要な接客についての考察」

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ご覧いただきありがとうございます。

先日の店舗会議にて挙がった『今後のホール業務』の中で、部下から尋ねられた内容を本日記事にしました(`・∀・´)エッヘン!!

店長が考える『接客について』の考察をご堪能下さいませ♪

本日の記事について

私の様にスーパー店長レベルになると、毎日「他店調査」といった名目でパチンコを打つのですが…最近は、まじめに調査しております。

私が最近注視している事と言えば『他店の接客』なんですよね~

今回、客観的にパチンコ店の接客を見た場合にどのような課題があるのか?書かせていただきます。

 

課題①:顧客接点

本来、個人で遊ぶのがパチンコの定石でもあり普通の話しです。

近年、各台計数機の普及によりさらにスタッフとお客の距離が離れつつあります。

しかしながら、最終目標の常連化においてこの接点であったり、コミュニケーションは必須だと考えています。

仮に知人が働いている店舗では、台パンとか迷惑行為が出来ないようにこのコミュニケーション一つで良質な客層を作る事ができると思うので、今後の自社の接客にも取り入れるべき項目だと最近思います。

 

課題②:サービスマインドの低下

パチンコ店の現場職って実際のところ何が仕事なのか???

私は、サービスの提供が仕事だと思います。

環境の保全であったり、お客様に挨拶したりおもてなしする事は当然の話しで、スタッフがすべき仕事は最終的には「サービス提供からの満足」を作る事が仕事だと思っています。

しかし、パチンコ店の現状はほとんどが受け身側!!

業績向上には、積極的なサービス提供が必要だと思うのです!!

よくあるサービスで『おつかいサービス』を例にすれば、実施しているホールもあれば、実施していないホールもある事から、その状況を知らない場合、声はかけにくいことでしょう。

つまり、こちらから案内することで認知につながり気遣いにつながる=満足につながり再来店につながると言う事です。

一言でまとめると『攻めの接客』と言ったところでしょう。

今後、自社でも取り組むべき課題であり会議でも提案していきたいと思います。

尚、率先垂範も必要だと思いますので「キャバ嬢風」のお姉さまがいらっしゃった際には100%お声がけの徹底をさせて頂きます( ´艸`)

 

課題③:スタッフのモチベーション

最後になりますが、パチンコ店の仕事って単調で達成感などないものです。

最近、近隣店のスタッフを見ても顔が死んでおります(苦笑)

客観的に見た場合、自店のスタッフもそうなのでしょう…

良質なサービスとは、不快にさせない土台があってこそ活きるもの!!

スタッフのモチベーションを上げる事は必須条件であり、絶対に必要なものだと最近さらに思うようになりました。

後日、会議があるのでお客様の投票数が多かった者は、時給300円UPとかテンションを上げるような企画を考えていきたいと思います。

ちなみに、先日のバレンタインで店長にチョコをあげたスタッフは時給500円UPで労いたいと思いますオッケー☆⌒d(´∀`)ノ

 

雑談にお付き合いいただきありがとうございます。

 

気になる6号機の考察!6号機の仕様は駅前立地に向いている理由。

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本日は、パチンコ店長らしく少し機械考察のお話でも簡単に書かせていただきます。

 

新内規の考察

先月、導入した聖闘士星矢の6号機…

導入直後は、開店基盤を疑わせる挙動で赤字に頭を悩ます日々が続いていたわけですが、ようやく今月からは利益も安定しており一安心しております。

 

前置きはさて置き、新内規の考察を簡単に説明させていただきます。

まず、この星矢の特徴を紹介すると…

 

設定①:ラッシュ突入は低いがTYに期待できる仕様

設定⑥:ラッシュの継続は期待できないが初当たりであったり間口が広い仕様

 

ご覧の通り設定によりゲーム性がかなり変化するような仕様となっているわけなのですが…

ここで本日、会社の会議で提案してまいりました!!

提案内容は下記の通り。

 

駅前立地で長年店長を務めるJ店長…

最近は往来客の減少から、入替戦略も低貸し&海よりの戦略で夜の稼働は下降の一途を辿っている状況!

もちろん夜の稼働を担保しているのは、スロットがメインで低迷しているのもスロット部門。。。

 

会議中に私から提案したのは「6号機を率先設置したらどうか?」の一言でした。

その根拠としては、駅前立地=浮遊層が多く、その大半が短時間遊技型であります。

AT機などと言った射幸性が高い「長時間消化型」の機械は謙遜される可能性が高く、稼働しない傾向にもあるのではないか?と考えています。

 

どちらかと言えば時間効率が良いAタイプの需要の方が高いのではないか?と考察の上での提案です。

6号機の特徴としては、マイルド仕様と言ったイメージを業界人も持っていますが…

その反面、純増枚数も高く瞬間的な出玉速度は既存機より早いわけです!

その為、駅前立地の店舗としては理にかなった時間効率が良いスペックでもあり稼働する可能性も高いと考えておりマッチしているのではないかと考えている訳です。

 

この水戸様の提案が功を奏したため、J店長の元へ6号機導入の道筋と予算と言う感謝すべきマナが加算された訳ですw

 

 

ホントに感謝して欲しいなぁ~私なんてアレックスを10台買いたい!!!!!

なんて言ったら、”タバコ1箱だけ買ってやる”とかで軽く流されたので羨ましすぎる…

所詮、店長間でも格差があるのがこの業界の特徴というところでしょうかね(苦笑)

パチンコ店長の興味ある副業

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いつも読んで頂きありがとうございます。

現役パチンコ店長の水戸洋平です。

今回、再度”副業系”の記事を作成したのでご覧いただければありがたいです。

 

パチンコ店長の興味ある副業:アフィリエイト

まずは、アフィリエイトとは何かを簡単に書かせて頂きます。

アフィリエイト=成果報酬型広告のことです。

 

少しわかりにくいと思うので、簡単に説明すると…

運営しているブログの広告からサイト登録であったり、商品購入があった場合に登録しているサイトなどから収入が発生するというものです。

 

基本的にこのシステムのメリットとしては、全く資金が掛からない点でしょう!!

例えば無料ブログを利用するだけでも、元手0円からやり始めることが可能です。


このごろ話題のインターネットで片手間でできる副業については、自分自身スタートするアフィリエイトなどの方法や、各種仕事を請け負って行う形の在宅仕事が主でしょう。


どんな副業も、これからスタートしたとしてもうまくいかないとはなりません。なお、現段階でのネット能力を鑑みて、難しいと判断することは考えないでいきましょう。熟練者も最初からできたわけではないでしょうからねw


ネットを使用する副業は少ない時間にてお金が入ってくるため、昼の内時間を自由に使いやすい傾向にある主婦の方におすすめとされていたり、一度収益化をしてしまえば継続した収入が見込めるスタイルでもあります。

つまりネット系のビジネススタイルは、時間にしばられることもなければ効率も良いという事ですね!

 

ただし、私もネットビジネスを真剣に考え勉強しておりますが…

気付いた点が一つあります。

 

それは、現実社会以上に本音が大切だと言う事!!

ネット間では、顔を合わせる事も無ければ真意を知る事もできない。

文章だけで判断されるので、至極当然の話しなのですが…

ここに重要と収益の活路があるのではないか!?と考えております。

 

どれだけいい商品を紹介しても、そこに共感と現実味を帯びていなければ購入には至らないと思います。

これは、日本人特有の感情である人を疑う文化との人間性があるからこそ必要な要素といった私なりの結論です。

 

そして、マイジャグの設定:⑥に座った瞬間、『今日はその台で閉店までどうぞ』と言ってしまう心優しい私にはピッタリの収益モデルでもあると思っていますw

アドセンス合格後は、アフィリエイトのチャレンジも試む必要がありそうです。

 

パチンコ店長の副業調査

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こんにちは!

副業による自由を目指すパチンコ店長の『水戸洋平』です。

今回副業に関して色々調べたことを記事にしましたのでご紹介します。

 

 

副業手段①:株式投資

投資関係は、副業のランキングリスト上でおすすめのジャンルとされているだけあって、株式投資は良いものであります。

 

この副業のメリットとしては、気になる時や時間に余裕があるという時にしばし株価のデータに目をむけ指値の数字を指定しておくことにより、気が付かない間に自然に稼げるといった点でしょうか?

 

デメリットとしては、ご存知の通りリスクが該当する事になりハイリスクハイリターンの副業と言ったところでしょう。

私はローリスクローリターン派なので、この副業は躊躇するところですw

 

副業手段②:せどり

現実的にサラリーマン間の副業人気おすすめランキングにて一際注目されているのは、せどり分野だそうです。

その理由は、中古本を転売するというだけですので、結構身近に売る品が揃っているからです。


ネットのアフィリエイトに手を出すよりも、インターネットビジネス素人は、まずは簡単に出来るメール受信やサイト訪問またアンケート等にて継続的に現金を稼ぐスタイルがベターと言われていますが…

その低リスクとは裏腹に、手間と言うデメリットも存在します。

 

私の様に不定休で、尚且つ月間300時間の労働をこなしている多忙型にはハードルが高い副業ともいえるでしょう。

 

副業手段③:ポイントサイトの活用

これも地味に稼げる不労所得の選択肢の一つです。

コツコツとネットで稼ぐのでしたら、人気のポイントサイトはマストというサイト!!

ただ紹介するだけでもお小遣いを稼ぐことが容易に出来る為か、人気のポイントサイトは、愛称お小遣い稼ぎサイトと言われています。


実はブログアフィリで利潤を追求する方法と言うのは、相当な訴求水準の差があるのを承知して取り組むのがよいでしょう。既にある分野で深い経験を持っていらっしゃるなら、希望するようにネットで稼ぐことができるかと考えられます。

 

おすすめできる副業の要件とは、フリータイムを能率的に利用することが可能なこと、開始に伴う必要資金が僅かで済むということ、また言うまでも無く、収益が得られることが大事な点です。


個々のポイントサイトサービスにおきましてはミニゲームといったもの等もコンテンツとしてあるので、楽しみつつポイントを得ておトクにお小遣い稼ぎが可能でありますので、あなた自身にマッチしたポイントサイトを見つけるのもありかもしれんせんね。

 

副業手段④:ブログ等による広告収入

これは俗にいうアドセンス収入などの、広告収入型の副収入になります。

私も未だ審査は通過する事が出来ておりませんが、継続的な収入が見込めるだけではなくアクセス次第で増収増益が可能となる、収益モデルでもあります。


しかしながら…ブログやまたネットビジネスを活用して能率的にお金を稼ぐ術を手に入れるには、常に最新の情報を発信する攻略法を一から学ばなければいけません。

正しい情報の発信方法と成功ノウハウを学び取る労力は時給換算できないことでしょう。

 

副業手段⑤:パチンコの副収入

これは最も低い選択肢となると思いますが、パチンコで稼ぎ副収入を得ると言う方法です。

パチンコ・スロットは完全確率と言われる事もありますが、所詮は胴元が儲かる仕組みを築けあげており胴元が調整であったり、設定を緩めない限りは勝つ事が出来ません。

 

よく時給換算いくら?とか目にする事もありますが、その時給が出る台を打つ事がどれほど難しいか…

私はパチンコ店で従事しているので、その大変さを選択するよりは違ったビジネスを模索したいと思っていますw

 

最後に

今回、副収入の手段に関して色々書かせて頂きましたが…

どれも一長一短であり時間とリスクは付き物なのだと、再度認識しました。

 

やはり副業といえど、悪銭身に付かずで簡単には手に入らないという事ですね…

まずは、コツコツ始めれる事から実践するのが良さそうです(笑)

 

ご覧いただきありがとうございます。